第5章 絶望の中で鈍く光る〜人類の再起1〜
キース「まずは貴様らの適正を見る!これが出来ない奴は囮にも使えん!開拓地に移ってもらう!」
それはまだ初歩の初歩だが、その段階から立体機動の素質は見て取れる
訓練式で見学に来ていた二人は再び見に来ていた
「ん…?見ろ。全くブレがない。何をどうすればいいのか全て分かるのだ。素質とはそういうものだ」
その目に映ったのはアイリスとミカサ
アイリスはブランコのように若干遊んでいた
「今年は優秀な者が多いようだ」
「あの…彼は?」
指を指した兵士の方へ目を向ける
「それこそ素質という物だろう…たとえ気合が十分でも人並み以上に出来ないこともある」
そこには宙ずりでぶら下がっているエレンの姿