第5章 絶望の中で鈍く光る〜人類の再起1〜
?「まぁいい…兎に角コイツをベッドまで運ぶぞ」
そう言ってサシャを背負い上げる
?「あなたもいいことするの?」
?「コイツに貸しを作って恩に着せるだけだ。コイツの馬鹿さには期待できる」
『あはは!確かにね!それじゃあ私はまだ行くところがあるから』
そう言って二人と別れると、納屋の所へ来た
『クロウ』
《アイリス。!どうしたその髪は!》
クロウは驚いた様に立ち上がる
『明日から立体機動装置の訓練だから、さすがに訓練中で事故するのも嫌だから切っただけ。それよりもほら、ご飯』
そこにはさっきサシャが食べ損ねたパン
《…そうか…》
『いい子にしてるんだよ。また明日、お休み』
アイリスはそう言うと静かに戸を閉めた