第31章 ヒストリア
強い吹雪が吹き荒れる
クリスタはゆっくりとユミルを見る
ユミル「このままじゃ自分も死ぬって自覚があるんだよな?このまま死ぬつもりだったんだろ?なぁ?ダメだろ?クリスタは"いい子"なんだから。この男を助けようと一旦は見せとかないと。自分は文字通り"いい人"って思われたいからって人を巻き添いにしちゃあ…それは"悪い子"だろう?」
クリスタ「違う!私はそんな事…!」
クリスタはユミルを掴んだがゆっくりと手を下ろす
クリスタ「私は…」
ユミル「お前だろ?命を狙われた"妾の子"って言う奴は」
ユミルの言葉にクリスタは顔を上げた