第31章 ヒストリア
そして重そうに何かを引きずっていた
ユミル「クリスタ、クリスタ。もう諦めろ。なぁって」
クリスタ「嫌だ」
ユミルはチラリとクリスタが引っ張っているものを見た
ユミル「ダズならもう虫の息だ。自分の体調も把握できない奴が評価欲しさに来ちゃ行けねぇ訓練に来ちまった。こいつの実力はここまでだったんだよ。このまま毛虫並みの速度で麓まで歩いてたらコイツはもちろん助からないし私達もヤバい。とすると選択肢は2つだ。ダズを置いて私達は生き残るか、3人とも死ぬか…どっちにする?」
クリスタはユミルの問い掛けに目を瞑る