第29章 南西へ
「見落とした可能性は?」
「有り得ない巨人が通れるほどの破壊後だぞ?」
ゲルガー「もう一度確認してみるか?」
ナナバ「そうすべきだがさすがに馬も我々も疲労が限界に来ている。せめて月明かりでも」
ナナバがそう言うと雲の隙間から月が出てくる
月明かりで辺りがよく見渡せるようになる
ゲルガー「ん?あれは…?」
そこには城跡へ続く道
ゲルガー「城跡か?」
パカパカと城跡に向かう
ゲルガー「多少荒れているが1晩休むには問題なさそうだな」
ナナバ「ああ、今夜は月があるね」
ナナバはそう言うと馬から降りる