第25章 慈悲〜ストへス区急襲2〜
リヴァイ「お前は何故ここに」
『月が…』
リヴァイ「月?」
歌い終わったアイリスは静かにまた月を見上げる
リヴァイも見上げると大きな満月があった
『とても綺麗で…手を伸ばせば届くんじゃないかと』
アイリスは静かに手を伸ばすとその手をリヴァイによって下に下げられる
『!兵長?』
リヴァイ「……お前が一瞬遠く感じた」
月の光でアイリスの銀髪はキラキラと輝き、赤い目もあの冷たい目から温かな目になっていた
『………兵長は強いです。でもとても弱いですね』
フッと微笑みかけるアイリス