第5章 絶望の中で鈍く光る〜人類の再起1〜
キース「貴様は何者だ!」
声を掛けたら訓練兵ははっ!と敬礼する
?「トロスト区出身、トーマス・マグナーです」
キース「声が小さい!」
トーマス「トロスト区出身「聞こえん!」」
キースの声が響く中やっているなと訓練兵を見に来ていた人物は呟いた
「お前も訓練兵の時は初っ端からあれだっただろう」
「懐かしいです」
キースはまだ恫喝を続けていた
キース「違うぞ!貴様は豚小屋出身家畜以下だ!」
「は!自分は家畜以下であります!」
キース「違う!」
それを聞いていた兵士は呟いた
「あの恫喝にはなんの意味があるんですか?」
「通過儀礼だ。それまでの自分を否定してまっさらな状態から兵士に適した存在を育てる。その為に必要な過程だ」