第24章 微笑み〜ストへス区急襲1〜
だが、憲兵はあはははっ!と笑い出した
「いやはや新兵にして上官を恐喝するとはな?」
そう言いながら金が入った袋から1枚金貨を取り出す
「お前さんの将来が楽しみだよ」
そう言ってマルロに近付く
そして胸ポケットに金貨を1枚入れた
「女でも買ってスッキリしてきな?」
憲兵の二人は背を向けて歩き出した
ハッとしたマルロは待て!と声を上げ二人に近付き、金貨を入れた憲兵の肩を掴んだ
マルロ「官給品の横領はっ!?」
ドスッと鈍い音がするとマルロは吹っ飛ばされた
振り上げられた銃が思いっ切りマルロの頭に当たった