第24章 微笑み〜ストへス区急襲1〜
ヒッチ「え〜?何それ〜?分かんな〜い。言ってみろよ」
ヒッチと呼ばれた女性はすっとぼけているのか、素なのか分からない
「シッ止せ!お前ら」
コツコツと足音が聞こえてくると全員が敬礼をする
「良いって、そんなの」
その言葉を聞くと、アニとヒッチは敬礼を解いた
「今日はいつもと違う雑務をやってもらう。だからここに集めた。調査兵団の一行が王都へ召還される件だ。奴らが本日この街の中央通りを通る。護送自体は憲兵団本部の仕事だから我々はこの街を通過する時だけでいい。市内への立体機動装置が一時だけ許可される。護送団と並走し警護強化に務めよ。なお警備開始地点には橋貴船で向かう、以上」