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残酷で美しき世界の中で

第24章 微笑み〜ストへス区急襲1〜


ストへス区
憲兵団支部

アニが階段から降りてくるとニヤリと笑いかける女性

「やっと起きてきた。あんたさぁ寝顔が怖くて起こせなかったんだ〜。ゴメンね、アニ」

「お前は最近緩みすぎだぞ」

その隣いた男性がそう言った

「なぁに?もー…怒ってるの〜?ねぇ〜」

「愛想のない奴だな」

「ほっといてやれよ。アニはあのトロスト区から来たんだぞ」

そんな言葉を聞きながらアニはトンと列に並んだ

「この支部でも唯一実戦経験者だ。まだ癒えるわけないだろう。地獄を見て来たばかりなのに」

「へぇーそう。あんたこの子に気があるだ〜?フッこんなのの何処がいいの?」

「ヒッチ。お前みたいな馬鹿女が憲兵団に入る方法は一つしか無い」
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