第4章 その日〜シガンシナ陥落2〜
アルミン「それじゃあアイリスが餓死しちゃうよ」
『大丈夫よ、アルミン。ミカサもエレンも心配しないで?こうやって、食べるとお腹膨れるんだよ』
小さくパンを千切りそう言って食べ始め、夜になり全員寝静まった頃、アイリスはカタカタと肩を震わせていた
『ごめんなさい…ごめん…なさい』
その頬には雫が伝っていた
助けられた命だったのかもしれないと
誰も知らないところで泣いていた
カルラ「何かあったら頼んだよ、アイリス!」
『あ…あぁ…!』
《アイリス…》
『!なあに?クロウ』
慌てて拭うと何事も無かった様に微笑みかけた