第17章 特別作戦班〜反撃前夜2〜
ハンジ「そうだよ。私は巨人に仲間を何度も何度も目の前で殺された。調査兵団に入った当初は憎しみを頼りに巨人と戦ってた。でもそんなある日私は気づいた。切断した3m級の生首を蹴っ飛ばした時だった。軽かったんだ…異常に。巨人の体が…」
エレンはえ?とハンジを見る
ハンジ「そもそも本来ならあの巨体が二本足で立ち歩くなんて事は出来ないはずなんだ。どの巨人もそう…切断した腕はその質量にあるべき重量には達していなかった。エレンが巨人になった時もそう…何も無かったところから巨人の体が現れたと聞く。私は思うんだ…私達に見えている物と実在する物は実は全然違うんじゃないかってね」
ハンジはそう言ってエレンのコップに紅茶を注ぐ