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残酷で美しき世界の中で

第16章 まだ目を見れない〜反撃前夜1〜


その人物はニッコリと笑う
その人物はハンジ・ゾエ

ハンジ「君がエレンだねぇ?大丈夫?変わりない?」

優しい言葉を投げかけられたエレンはえっ?と戸惑う

ハンジ「ごめんねぇ?待たせてしまって。でもやっとここから出られそうなんだ!」

その言葉にエレンはホッと胸を撫で下ろした

ハンジ「ただ…これを付けなきゃだけど!」

それは拘束具だった
後ろ手で嵌められたエレンはそのまま歩き出す

ハンジ「私は調査兵団で分隊長をやっているハンジ・ゾエ。彼は同じく分隊長のミケ・ザガリアス」

スンスンと匂いを嗅がれているエレンは少し引いていた
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