第16章 まだ目を見れない〜反撃前夜1〜
その人物はうむと頷くと暑いなと言って首元を緩めた
エルヴィン「ピクシス司令。駐屯兵団司令官のあなたが一調査兵団長の私と個別に会うのはあまりよく思わない者もいるのでは?」
ピクシス「ほう…噂通りの堅物らしいのう。何、朝の散歩中"偶然出会った"だけじゃ。で…これは散歩中の雑談だが、憲兵団もエレン・イェーガーを引き取りたいと言い出したのは知っとるか?」
エルヴィンははい。と答える
エルヴィン「昨日通達がありました。その為に審議が開かれると」
ピクシス「うーむ…調査兵団と憲兵団。どちらにエレンを引き渡すか決定権はザックレイに委ねられた」
二人はピタリと立ち止まる