第14章 傷〜トロスト区戦防戦8〜
マルコ「失敗した…のか?」
アルミン「どうして…?くっ…!」
アルミンは強く歯を食いしばるとガスボンベを置いて走って行く
マルコ「おい、アルミン!どこへ行くんだ!?」
アルミンはその言葉にも反応せず走っていく
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「ピクシス司令。早急に扉の防衛形態に戻すべきです。よろしいですか?」
ピクシス「ならん」
「精鋭班に撤退命令を…」
ピクシス「いらん。引き続き街の隅に巨人を引き付けよ。精鋭班に関しては現場に権限を委任しておる。ただ腕が立つだけではない。人類の命運を託した精鋭の中の精鋭じゃ。そう簡単に負けを認める事は許されんぞ?死んだ兵を無駄死にさせん為に生ある限り足掻き続けるんじゃ」
ピクシスはそう言いきった