第13章 偶像〜トロスト区戦防戦7〜
エレンは黙ったまま聞いていた
ピクシス「お主はどう思う?」
エレン「そんな言い伝えがあるんですか?それは随分と呑気ですね。鳥肌が出ます」
エレンの言葉にピクシスは笑った
ピクシス「お主もわしと同じで品性がひん曲がっておる」
エレン「その強大な敵にここまで追い詰められた今でも一つになったとは言い難い状況ですので…」
ピクシス「ああ、そろそろ一つにならんとな。戦うことも難しいじゃろうて」
足音を聞いたハンネスはそっちに目をやった
ハンネス「エレン…!」
声を聞いたエレンはハンネスに目を向けた