第12章 応える〜トロスト区戦防戦6〜
バンッと音が聞こえた
ピクシス「よさんか。相変わらず図体の割には小鹿のように繊細な男じゃ…」
「ピクシス司令!?」
ピクシスは笑いながら手を下ろした
ピクシス「お前にはあの者の見事な敬礼が見えんのか?今着いた所だが状況は早馬で伝わっておる。お前は増援の指揮につけ。ワシはあの者らの話を聞いた方がいい様な気がするのう」
アルミンはガクンと緊張が解け膝から落ちた
アイリスは三人を守る為に敬礼したままだったが…狼だ!と言う声にアイリスは振り向いた
『クロウ!』
《アイリス!大丈夫か!?嫌な予感がして来たんだ》
『バカ!早く帰りなさい!』
殺せ!と言う声にアイリスはキッと睨みつけた