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残酷で美しき世界の中で

第11章 左腕の行方〜トロスト区戦防戦5〜


ジャン「もっとも隠し通せる話じゃねぇ…すぐに人類全体に知れ渡るだろう。それまでに人類があればな…」

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ハンネス「巨人自体で肉の防御壁を作るとは、技術官も考えたな。しかし俺達に油断は許されん。ここが人類と巨人の最前線であり、崖っぷちなのだからな」

ハンネスはチラリと横にいた兵士を見る

ハンネス「どうした?」

「いえ、任務に支障はありません。しかし前衛を務めた仲間の安否が気になります。先程の伝令が青い顔して本部へ」

ハンネスはああっと頷いた

ハンネス「だが俺達は当初の訓練通り、迎撃のみに専念するばいい」
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