第11章 左腕の行方〜トロスト区戦防戦5〜
エルヴィン「5年前と同じだ。街に何かが起きている。壁が破壊されたかもしれない」
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エレン「(くそ…くそ…くっそぉ…!)」
エレンは目を開け、辺りを見渡すと赤く染まった中に死んだ人間が浮いていた
何人も…何人も…
エレン「うっ…うわああああああ!?」
恐怖のあまりに後ろに下がるエレンの背中に何かが当たると、下を向いて浮かんでいた訓練兵の死体が上を向いた
エレン「(こんな…こんなはずじゃ…!俺達は5年前と違うんだ…!必死に訓練した…必死に考えた…!こいつらに勝つ為に…!こいつらから奪われない為に…!)」
エレンの脳裏に思い出されるのは上位10位に入った時の事と、アルミンの事…そしてアイリスの笑顔だった