第10章 心臓の鼓動が聞こえる〜トロスト区戦防戦4〜
カラカラとリフトが下っていく
マルコ「大丈夫…数は増えてない」
降りてきたリフトに巨人は目を向け、リフトに乗っていたものは銃を構えた
マルコ「作戦を続行する!」
ドシンッドシンッと歩いて来た巨人はグルリと顔をリフトに向けた
「ひぃぃぃぃ!」
マルコ「落ち着け!十分に引きつけるんだ!」
カタカタと全員の肩が震える
ドシンッと一歩づつ近付いてくる巨人達
マルコ「(待て…)」
ライナー「(不利な戦闘は避けるんだ)」
ベルトルト「(一人も死なせたくないのなら)」
コニー「(この一撃で決めるんだ!)」
全員構えたまま動かない