第9章 小さな刃〜トロスト区戦防戦3〜
エレン「戦え…!戦え…!戦え!」
ミカサ「エレン…」
『いっつも無茶するんだから…二人とも』
ミカサ「アイリス…」
エレン「戦え!戦うんだよ!戦え!」
『生き延びなきゃ!』
ミカサの目には光が戻り、ハッと息を呑む
ミカサ「(ごめんなさい、アイリス、エレン。私はもう諦めない)」
ミカサの瞳から涙が滲む
眠っているエレンの姿。そしていつも微笑みかけてくれるアイリスの顔が浮かぶ
ミカサ「(私はもう諦めない。死んでしまったらもうエレンの事を思い出すことさえ出来ない!アイリスの笑った顔も見れない!だから何としてでも勝つ!何としてでも生きる!)」