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残酷で美しき世界の中で

第9章 小さな刃〜トロスト区戦防戦3〜


本部では…皆上の階に集まって巨人から身を隠すように座っていた
一人の補給兵が外の様子を見ると、窓から巨人が大きな顔を覗かせていた

「ひっ…!もう…駄目だ…!終わりだ…!」

一人の補給兵は必死に銃の手入れをしていると、ガタンッと大きな音がなり揺れる

「よし…!」

「そんな物がなんの役に立つっていうの?」

掃除をしていた補給兵は自分の口に銃を咥え、撃った
それを間近で見た補給兵は涙を流し、返り血が頬にかかった
ひぃぃぃぃっ!と怖がり、泣き出した

外でもパニック状態は続いていた
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