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残酷で美しき世界の中で

第3章 二千年後の君へ〜シガンシナ陥落1〜


去って行った調査兵団を見送ると、街はざわめき出した

「ひでぇもんだな」

「全くだ。これじゃあ俺らの税で奴らを太らせているようなもんだ」

そう言った店主らしき人物を1本の木の棒で叩く

「何すんだ、クソガキ!」

エレンはもう1回木の棒を振り下ろそうとするが、グイッと後ろから伸びてきた手に引っ張られる

エレン「おい!何だよ!ミカサ!」

「おい!戻ってこい!コラァ!」

ズルズルと引っ張られるエレンはミカサから逃れようとする

エレン「おい!離せよ、ミカサ!もういいだろ!」

ミカサは思いっきりエレンを壁に投げた
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