第8章 少女が見た世界〜トロスト区戦防戦2〜
エレン「お前らなんかこうなって当然だ!」
『もう立ち上がってくるな!』
泣きながらそう言うエレンと、無表情で言うアイリス
二人ははぁ…はぁ…と息を切らして窓の光が当たりながら顔を拭う
その様子をミカサはボーッと見ていた
エレン「もう大丈夫だ」
『安心して』
血の着いたナイフでミカサの両手首を縛っていた紐を切った
エレン「お前…ミカサだろ?俺はエレン。医者のイェーガーの息子で父さんとは前に会った事があるはずだ」
『私はアイリス。イェーガー先生達に引き取られてそこで暮らしてるの。今日はグリシャさんの付き添いでミカサの家に行ったの』