第3章 二千年後の君へ〜シガンシナ陥落1〜
「モーゼス!モーゼス!?」
女性の声にエレン達は目を向ける
「あの息子が…!モーゼスが見当たらないんですが…息子は何処でしょうか?」
その言葉を聞いた兵士は口を開く
「モーゼスの母親だ。持ってこい」
その言葉を聞いた老女は一歩後ろに下がる
そして手渡されたのは血塗れの布
え?と驚きを隠せない老女は慌てて布を確認すると、そこには1本の右腕
老女はハッと息を吐き出し慌てて布を被せ、泣き始めた
「それだけしか取り返せませんでした…」
それを聞くと老女は泣き崩れた
その様子をエレンとミカサ…街の人々は見つめる