第3章 二千年後の君へ〜シガンシナ陥落1〜
エレン「調査兵団が帰ってきたんだ!正面の門が開くぞ!行くぞミカサ!英雄の街宣だ!」
エレンはミカサの手を掴み走り出した
人だかりの中エレンはジャンプしながら少しでも見ようとする
エレン「くっそ!見えねぇ!」
二人は丁度いい高さの荷物の上に乗った
ふと調査兵団の一人がエレンに気づく
エレンの目はキラキラと輝いていて、その人物はすぐに目を逸らした
不思議に思ったエレンは辺りを見渡すとそこには驚くべき光景が広がっていた
包帯でグルグル巻にされた悲惨な兵士達の姿
「これだけしか帰ってこなかったのか…」
「みんな食われちまったのか…わざわざ壁の外に出るなんて…」
その様子にエレンも口が閉まらなかった