第8章 少女が見た世界〜トロスト区戦防戦2〜
「大丈夫だよ。お父さんが大砲で巨人をやっつけてくれるからね」
抱きしめられた女の子はお母さんあれっと指を指す
その方向に母親も目を向けるとドシンッドシンッと地鳴りが響いたかと思うと巨人が二体走って来ていた
それを見た街人はパニックになる
「おおお押し込め!死にたくない奴は押せぇ!」
その声に全員が押し始める
がドンドンドンドンドンと向かう巨人二体の後ろを立体機動で追い掛ける駐屯兵団達
「くそ!なぜ俺達を無視する!」
「奇行種だ!考えても無駄だ!」
「早い!精鋭の私達が追い付けないなんて!」
「このままじゃ!」
そう言っていると精鋭達を抜いて向かう二つの影