第7章 初陣〜トロスト区戦防戦1〜
ズリッと穴から巨人の手が出る
門の前に作られた溝に落ちている巨人や街を徘徊している巨人達…そして一体の巨人は辺りを見渡すと溝の真ん中にある橋を渡り始めた
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咲き乱れる花と湖に平和そのものに立てられた豪邸
「おい、真面目にやっとんのか?」
そこにはチェス盤
「ほれ、また余の勝利だぞ?こうして月に一度手合わせしてやっとるとゆうに貴様はとんと上達せんな、ピクシス」
ピクシスと呼ばれた男は自分のツルツルした頭を触る
ピクシス「いやはやまだまだバルト公には敵いませんわい」
バルト公と呼ばれた肥えた人物はグラスに入った飲み物を呑む