第6章 解散式の夜〜人類再起2〜
カァーッと鳴くカラスはアイリスに頬擦りをする
『ちょっ…あはは!くすぐったいって…!ほらおいき』
両手でカラスを離すと空高く飛んでいった
アニ「アイリス、行くよ」
『おっと…そんなに引っ張なくても』
アニはアイリスは自分のモノだと主張するように腕を組む
『じゃね、二人とも』
アイリスは二人に手を振ると、アニと並んで歩き出した
その姿は美男美女のカップルだ
「あのアニを手懐けているなんて…」
「アイリスってモテるよな…男だろ?」
「毎回違う女連れてるもんな」
すっかり短い髪が定着してしまいアイリスは男と周りが決めつけていた