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残酷で美しき世界の中で

第6章 解散式の夜〜人類再起2〜


そんな事を知らないアイリスはアニの髪を優しく撫でた

『お、気持ちいい』

アニ「………」

『アニ?どうした?』

顔を近付けられたアニは少し顔を赤くしてそっぽを向く

アニ「なんでもない」

『とりあえず、柵に腰掛けてみんなの動き見てよう』

アニ「(…言えるわけない…いつか裏切るのに…)」

アイリスは腰掛けたアニの手を取った

『何があってもアニの味方だから、そんな悲しそうな顔しないで』

微笑まれたアニは何も言わず下を向いた

アニ「本当に?」

『もちろんだよ』

アニはギュッと強くアイリスの手を掴んだ
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