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残酷で美しき世界の中で

第6章 解散式の夜〜人類再起2〜


ライナーは差し出された手を取り起き上がった

ライナー「次はお前がならず者をやる番だ」

ライナーが差し出したのは木で作れた小さなナイフ

ライナー「どうした?」

エレン「どうなんだ?この訓練は。兵士が人なんか相手にしてどうする」

エレンは受け取りながらそう言った

エレン「獲物に素手で対応しようなんて馬鹿のやる事だ」

思い出される幼少期にエレンは少し眉を潜めた

ライナー「そりゃあ無責任ってもんだ。俺達は兵士だろ?いくら不利な状況でも逃げてはいけない時がある。相手が何であろうと大砲でも格闘術でも使いこなしてな。それが力を持つ兵士の責任だと思う」
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