第5章 絶望の中で鈍く光る〜人類の再起1〜
『あああ〜…緊張したぁ…怖いよ…あのてるてる坊主』
はぁっとため息を吐いているアイリスの元へ歩いてくるミカサとサシャを助けた少女──クリスタ・レンズと同じくサシャを運んだユミル
ミカサ「何してたの?心配した」
そう言ってミカサはアイリスに抱きついた
『ごめんごめん』
ボブカットになったミカサの頭を微笑みながら撫でるアイリスにクリスタはポッと頬が赤くなる
クリスタ「王子様みたい…」
『え…』
ショートカットになったアイリスは男にも見える
ユミル「だな」
ミカサ「ダメ。アイリスは私の」
『はいはい、分かったから行こう』
ズルズルとアイリスはミカサを引きづる
全ては明日にかかっている