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残酷で美しき世界の中で

第5章 絶望の中で鈍く光る〜人類の再起1〜


エレン「俺は…殺さなきゃならねーと思った」

エレンの言葉にライナーとベルトルトは少し顔を向ける

エレン「この手で巨人を皆殺しにしなきゃならねーって…そう思ったんだ」

その目には強い意志が宿っていた

ライナー「巨人と遭遇しても心が折れることが無かったって事か?」

エレン「ああ…まあ今となっては兵士になれるかどうかってところだけど…」

岩壁を登り、4人は足を止めた
すると雲に隠れていた月が顔を見せる
そこには美しい風景が広がっていた

ライナー「ベルトの調整から見直してみろ、明日は上手く行く。お前ならやれる筈だ。エレン・イェーガーだったっけ?」

エレン「ああ!ありがとよ。ライナー・ブラウンだよな」
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