第16章 ◆番外編3「見合い」
「長谷部さんっ…犯してっ…」
ついに思っていたことが口に出てしまった。
すると長谷部さんはさらに目の色を変えて一度私の上から退くと、私を転がして仰向けからうつ伏せへと体勢を変えさせた。
何をされるのか分からず一抹の不安にかられたが、その不安までもがドキドキしてたまらない。
「まったく貴女はっ…どうしてこんなに、俺を惑わせるんですかっ…」
「ああんっ…」
すでに濡れた割れ目のナカに後ろから指を入れられ、ガクガクと揺らされる。
乱暴だけど、痛くはない絶妙な加減。
しばらく甘い刺激を与えられナカが柔らかくなったところを狙い、長谷部さんはすぐに指を抜き、代わりに硬く大きくなったソレを埋めていく。
「んっ…ん、あ……」
うつ伏せに重なり合う初めての体勢に、私は畳に爪を立てて酔いしれた。
まるで長谷部さんに征服させられたみたいで興奮が止まらない
根本までしっかり私のナカに収まると、二人の潤いだけで凹凸を擦り合わせていく。
─ぬちゅっ…ぬちゅっ…─
「あっ…あっ…あっ…」
長谷部さんが与える刺激に、鳴き声をあげる。
しだいに早くなっていくため、私もそれに合わせて鳴き声を早め、興奮を高めていった。