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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第14章 ◆番外編1「猥本」



「主っ…」

手加減されず、いつもより強く抱き締められていた。

予想していなくて体が傾くけど、彼はそれを気にせず私を腕の中に閉じ込める。

「ああっ…なんて可愛らしいんですか主っ…! 充分嬉しいですよっ…俺のためを思って下さるそのお気持ちが、何より嬉しくて…死んでしまいそうです…」

え……?

「気持ち……?」

「だいたい、自覚がないようですが…貴女は床上手ですよっ…」

「へっ!?」

「主のなさること、全てが可愛らしくて…いつも俺は欲情させられていますっ…! これ以上貴女に夢中にさせようなどと、一体俺をどうするおつもりですかっ!」

抱きついて叫びながら、長谷部さんは私を甘く叱る。

私が長谷部さんを喜ばせたいっていう気持ち…それが大切だったんだ。

先走ってしまったけど、そんな私を優しく諭してくれる彼にさらにドキドキして、私からもぎゅーっと抱き締め返した。

「長谷部さん大好きっ…」

「主っ…俺も大好きですっ…」

いつもの愛の囁き合いになり、しばらくして私たちは力を緩め、笑いあった。

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