• テキストサイズ

【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第13章 ◆愛のすべて ★★★★★



長谷部の目は熱っぽく揺れ、今度は彼女を見つめていた。

「昨夜のことは、俺に都合のいい夢だった…そんなふうに思えてなりません。…夢みたいなことばかりで…」

「…長谷部さん…」

「俺のことを好きだと言って下さったのは…それは…」


主はまた、少し笑った。
不安になる長谷部が愛しくて、もう何度でも安心させてあげたくて。



「……大好きです。長谷部さん。大好きですよ」



そう言って微笑んで、隣にあった彼の手に、手を重ねてキュッと握った。


暖かい風に包まれて、二人はどちらからともなく口付ける。




今は春だっただろうか。

桜の花びらがひらひらと舞った。




これは審神者と近侍の、恋の物語。




◆◆◆完◆◆◆



ご愛読ありがとうございました!!

次のページから番外編☆
/ 316ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp