第13章 ◆愛のすべて ★★★★★
「ハァッ…ハァッ…ハァッ…」
「んっ…んっ…はぁっ…」
規則的な動きに伴って、二人のかすれた息が響いた。
くわえて手入れ台が揺れる固い音も、ガタガタと鳴っていた。
「長谷部さんっ、気持ちぃ…これ、気持ちぃですっ…」
「俺もっ…俺もですっ…主のナカ、溶けそうでっ…」
もっと奥へ奥へ。
長谷部はたまらず彼女の割れ目にぴったりと、ソレをパズルのピースのように根本まで入れ込んで、そして揺らした。
彼女が自分のものなった。その考えはいけないことだと思うのに、そう思わずにはいられない。
まだ誰も感じたことのない神聖な彼女の全てを、自分が最初に暴いた。
そしてもう誰にも渡さない。正真正銘、彼女を自分だけのものにする。
自分の下で体を揺らしている彼女を見つめながら、長谷部はそう強く思ったのだ。
─ぐちゅっ…ぐちゅっ…─
「ハァッ…ハァッ…ハァッ…」
気持ちが盛り上がっていくのに呼応して、長谷部の下半身は絶頂がもう近くまで込み上げている。
時折腰を止めてそれを逃がしながら、どうにか行為を続けていた。