第11章 ◆早朝の釈明 ★★★★☆

布団の中で脚に触れられ、主は慌てて逃れようと体を動かした。
長谷部の手が足先から太ももへと滑っていき、彼女の浴衣をはだけさせていく。

「長谷部さんっ…内容は…？」

問い掛けても、布団の中の彼には聞こえないのか、それとも無視をしているのか、返事はなかった。

やがて脚の付け根に到達すると、無理やり下着を脱がされ、足の間に分け入ってきた。


─ちゅっ…ぴちゃ…─

「ひゃっ……ぁ…」

こうされる予感はしていたが、長谷部は主の割れ目に舌を這わせ始めた。

もう何度もされているのに、姿の見えない状態で刺激だけを感じるのは初めてだった。

─ちゅぱ…ぴちゃ…─

布団を隔てているため、少しこもった水音がしている。

慣れてきたのは主も同じで与えられる快感にやがて素直になっていき、長谷部の頭を脚で挟まないよう、力を緩めた。

「ん…んっ…ぁあ…」

─ちゅっ…ちゅぱ…─

「ゃん…あっ、ん……」

布団越しでもお互いに聞こえるよう、喘ぎ声と水音は無意識に大きくなっていく。