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【刀剣乱舞】*夜伽のお時間*【R18】

第9章 ◆情熱合わせ ★★★★☆



「長谷部さん…具合悪いですか?」

主は無理して顔をこちらへ向けた。
俺は冷や汗をかいていて、主を失う日が来るのかと思うと、興奮とは違う苦しさが込み上げていた。

一旦落ち着くために、腰を止めた。

「…いえ…大丈夫です、主」

おそらく感傷的になることも媚薬のせいだ。
性的な欲求だけではなく、精神的な欲求も痛いくらいに湧き出ている。

「本当ですか? もっとしたいことがあったら、遠慮なくおっしゃって下さいね。私ばかり気持ち良くではいけませんから…」

主の優しさに感動するとともに、やはりそれを失う恐怖も増長していく。

まるでこれきりで彼女に触れられなくなる気さえしてきた。

「…主、こちらを向いてもらえますか?」

「はい」

一度モノを引っ込め、彼女の向きをこちらへと変えた。
赤く火照ったお顔と、ちゃんと対面する。

向き合ってしたい。彼女の表情をきちんと目に焼き付けておきたかった。

俺はこのままの向きで、もう一度彼女の太ももの間へと自身を差し込み、そして閉じてもらう。

「長谷部さん、恥ずかしいです…向き合ってするなんて…」

「こうしたいんです…主のお顔が見たい…」

雨と汗のせいで濡れた髪が彼女の顔に貼り付いている。
俺はそれを丁寧に整えてから、口づけをした。

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