第9章 ◆情熱合わせ ★★★★☆
「…っ…」
視界に飛び込んできたのは、私の脚の間を前後する、長谷部さんの先っぽ。
驚きすぎて言葉が出なかった。
見ていることもできずにすぐに視界を足もとへと戻す。
─ぬる…ぬる…─
これ…長谷部さんのモノが、私の割れ目に擦れてる感覚なのっ……?
「…あっ………や、やぁあ……」
自覚するとあまりの恥ずかしさに変な声がもれて、脚がガクガクと震えだした。
非常にゆっくりとした動きで擦られている。長谷部さんの荒い息がその二倍速で聞こえてくる。
「…は…長谷部、さんっ……お願いって、これなんですかっ…?」
「…ハァッ…ハァッ………ええ、入れませんから…こうして主のココで、俺のをっ…」
「あっ…あ……」
長谷部さんのソレが擦れると、思わず腰が動いてしまうようなぎこちない感触がした。
先ほどまでのように、指とか舌とか、長谷部さんが自由に動かせるもので刺激されるのとは全く違う。
今擦られているモノは、長谷部さんの腰の動きに従って、ワンテンポ遅れて動いている。
─ぬる…ぬる…─
たまに割れ目から外れたりもして、硬さや勢いも伝導してこなかったり、不安定な快感をこちらへ与えてくる。
「……ぁ…あ…ん…」
気持ちいい…。
私、これ好きかもしれない…。