第4章 ポーカー
高いところに手が届かなくて、取ってくれた事。カジノで客に絡まれている所を助けてくれた事。私を頼ってくれた事。頑張ったら頑張った分、認めて、見ていてくれて、気づいてくれて、褒めてくれたこと。笑いかけてくれた事。
たった一週間でもらった物がたくさん溢れて来て、止まらなくて――
――ああ、そうか……
「いいこだよ。奏」
――この大きくて、優しくて、頭をなでてくれるところが……
膝の下に腕を通され、抱えられる。来客用のソファにゆっくりで横にされ、優しく靴を脱がされた。主任がネクタイを外し、ジャケットを脱いだ。また、頭をなでられ、リップ音を立てながら、優しくキスをされる。
主任の手が、ゆっくりと、服にかかり、優しく脱がされ、気づけば下着姿となっていた。
「可愛いよ」
優しく胸を揉まれ、ブラをずらし、直に揉まれる。優しく、時には強く、揉む。
「乳首、綺麗な色してる。形もすごく綺麗」
「やっ……恥ずかしい……!」
「顔を隠さないで、体も、心も、全部隠さないで。見せて? 奏の全部、俺に見せて?」
胸が高鳴る。魔法みたいに、全身から力が抜ける。
「あっ……ああ……ああんっ!!」
乳首を舐められ、尖った舌で突かれる。その度に、甘い電流が体を駆け巡り、体が震えた。手が徐々に下へと体をなぞり、下着すらも床へ落ちる。そして……
「ふぁああああっ!!」
強すぎる刺激と快楽が一気に押し寄せ、私は、体を弓なりにそらせていた。
指が敏感な所を、こねくり回し、時折摘まれる。絶え間なく与えられる快楽に、私は、されるがまま、身を委ねていた。