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【短編集】ブーゲンビリア【R18】

第4章 ポーカー


 高いところに手が届かなくて、取ってくれた事。カジノで客に絡まれている所を助けてくれた事。私を頼ってくれた事。頑張ったら頑張った分、認めて、見ていてくれて、気づいてくれて、褒めてくれたこと。笑いかけてくれた事。
 たった一週間でもらった物がたくさん溢れて来て、止まらなくて――


――ああ、そうか……


「いいこだよ。奏」


――この大きくて、優しくて、頭をなでてくれるところが……



 膝の下に腕を通され、抱えられる。来客用のソファにゆっくりで横にされ、優しく靴を脱がされた。主任がネクタイを外し、ジャケットを脱いだ。また、頭をなでられ、リップ音を立てながら、優しくキスをされる。
 主任の手が、ゆっくりと、服にかかり、優しく脱がされ、気づけば下着姿となっていた。

「可愛いよ」

 優しく胸を揉まれ、ブラをずらし、直に揉まれる。優しく、時には強く、揉む。

「乳首、綺麗な色してる。形もすごく綺麗」
「やっ……恥ずかしい……!」
「顔を隠さないで、体も、心も、全部隠さないで。見せて? 奏の全部、俺に見せて?」

 胸が高鳴る。魔法みたいに、全身から力が抜ける。

「あっ……ああ……ああんっ!!」

 乳首を舐められ、尖った舌で突かれる。その度に、甘い電流が体を駆け巡り、体が震えた。手が徐々に下へと体をなぞり、下着すらも床へ落ちる。そして……

「ふぁああああっ!!」

 強すぎる刺激と快楽が一気に押し寄せ、私は、体を弓なりにそらせていた。
 指が敏感な所を、こねくり回し、時折摘まれる。絶え間なく与えられる快楽に、私は、されるがまま、身を委ねていた。
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