第2章 罠
しばらくそうした後、舌先を尖らせて秘豆を弾いた。
「あああああああああっ!!」
電流が体を走った。
途端に信也の顔が浮かんだ。
瞳に涙が滲む。
玲人が立ちあがり出口の方へ向かう。
そこには玲人の鞄らしきものがあった。
それを取って奏の方へ戻ってくると鞄の中をあさる。
「俺の家が玩具会社ってのは知ってるよな?」
素直に頷いた。
「大人のおもちゃも扱ってるんだ」
嫌な予感がした。
拒否しようと口を開いた瞬間、口にタオルがまかれる。
目隠しをされ視界が暗くなった。
「さて、と……新商品、味わえよ」
「んんんんーっ!!!」
バイブが中に入り、不規則な律動を始めた。
と同時にローターが秘豆に当てられる。
腰がガクガク震え、愛液が太ももをつたい、床に落ちた。