• テキストサイズ

【短編集】ブーゲンビリア【R18】

第1章 躾


高級な屋敷が立ち並ぶ都内某所。
その一角に、昭和初期から続く大手ゲーム会社の創業者宅がある。
現在は3代目社長の屋敷。
桐生奏は、そこに住むゲームを愛する一人娘。
一番好きなのは乙女ゲームと言われる、恋愛シュミレーション。
携帯用アプリから始まり、3DSやVita等、暇さえあれば何かしらやっている。
彼女が企画立案した大ヒット作は数知れず。
高校生でありながら、将来有望として見合いの話が絶えない才色兼備。

ただし、本人は二次元の異性にしか興味がないため、現社長の頭を悩ませている。

そんな彼女の元に1人の専属執事が屋敷へとやってきた。
高身長、整った顔立ち、黒縁眼鏡。
ジャニーズ事務所に所属ていた経歴がある彼は、スポーツ万能で頭脳明晰でもある。

もちろん、二次元にしか興味がない彼女は全く持って興味がない。


その日……

いつものように学校へと出かけた奏。
車での登校中もゲームをする手は止まらない。

「お嬢様、到着致しました」
「ありがとう。葛城」

いつものようにお礼を述べ教室へと向かう。
/ 140ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp