第2章 罠
「くすっ……奏、ゲームの主人公がヌメヌメの触手に体を凌辱されるのを作りながら自分もされたいと思ったのか」
「ち、ちがっ……そんなんじゃ……」
「触手が手足に絡んで身動きが取れなくなって」
言いながら奏の両手を頭上で一纏めにし、左手で壁に押さえつける。
「太ももや脇を撫でられ」
右手の指先がつー、と太ももを撫でる。
愛液が出たのが分かった。
息も荒くなってくる。
まるで触手に凌辱されているような気分になってきた。
「クリトリスを吸われ」
下着をずらしクリトリスを摘ままれ軽く引っぱられる。
「あああああん!」
体が弓なりに反れた。
体の中がびくびくと痙攣する。
キスされただけで何もされていないのに果ててしまった。
「本当にお前は淫乱だな奏」
「い、わない……で……」
「物足りないって顔だな」
「そんな顔、してない……です……」
「俺ならもう1回イカせてやれるけど、どうする?」
耳元で囁かれ、体がビクッと反応した。
中はこれから与えられるかもしれない快感を求めている。
「信也……」
耐えられなかった。
でも、素直に従うのも何だか悔しい。
奏は、せめてもの抵抗に自ら唇を重ねた。
「奏……まあ、いいか。奏にしては頑張ったって事で、イカせてやる」
「ああっ!! あっ……ああ……」
中に指が3本入れられた。
中をゆっくりとかき混ぜる様に動く指。
グチュグチュという厭らしい音がエレベーターの中に響く。
聴覚まで犯されているような錯覚を起こす。
「あ……あ……信也……あぁああ」
「奏、気持ちいいか?」
「気持ちいい、ですう……信也の指、すごい気持ちいいのぉお」
信也は満足したように笑みを浮かべ、唇を重ねる。
と同時に指をバラバラに動かし奏の秘豆を親指でこすり付けた。
「あっあっだめイク、イクイクゥウウウッ!!!」