第23章 メロンの味
白夜さんを見送ると、
私はお勝手に向かい木の樽を持ち
勝手口から外に出て近くの川に向かった。
佐藤
「今日も川が冷たそう…あーぁ、洗濯機が欲しいよぉ〜」
そうです…いまから大嫌いなお洗濯の時間です。
佐藤
「…洗濯板はっと……」
いつもこの場所に置きっ放しにしている、
洗濯板に手を伸ばすと…
?
「ポッ…ポッ……」
佐藤
「?」
誰かが川向こうに立っているのに気がついた。
佐藤
「……?」
しかも川向こうのその人は、
洋装でかなり身長が高い女性だ。
(…不気味な人だなぁ…)
なんて思うだけで、
私は特に気にする事なく洗濯をはじめる。