第23章 メロンの味
そして洗濯が終わり、
立ち上がると…
佐藤
「……きゃっ!!」
その女性は音もなく私の目の前に移動していた。
?
「ポポポポポポポポポッ…」
しかも妙な声を出している。
佐藤
「( ;´Д`)あのぉ…」
白夜さんに言われた事がある。
知らない妖怪と出逢ってしまった時は、
恐れず自分が誰の嫁かを主張しろと…
←たぶん食べたら大変な事になるぞ的な脅しの意味で
佐藤
「わたし…」
だから私はなるべく声を出して主張しようとするけれど…
?
「ポポポポポポポポポッ…ポポポポポポポポポ……」
佐藤
「わたしは…」
?
「ポポポポポポポポポッ!!!」
佐藤
「きゃあーーーーッ!!!」
話が通じなそうなので、
作戦変更で家の中に逃げる事にした!
でもちゃんと洗濯樽だけは持って…