第22章 ワイン酒ガレットの味
白夜
「ほら、なに突っ立ってるんだ。
こっちにおいで。」
白夜さんが部屋に入っても落ち着かない私に、
布団の上に来るように手招きをする。
(そう…そうだよね…
この感じ…いつもと同じじゃない……
ただ一緒に寝ようっていう……)
"パタパタパタッ…"
私はそう自分に言い聞かせて、
白夜さんの目の前に座った。
佐藤
「………」
白夜
「今日この日までよく我慢できたと自分を褒めたいくらいだ…」
佐藤
「?」
白夜さんはそう言うと私の頬に触れる。
白夜
「お前の身体に触れたくて仕方がなかった…」
佐藤
「……///」
そして私をゆっくりと布団に押し倒した。