• テキストサイズ

ド ロ ッ プ ス .

第21章 絹タンスの香り味





白夜
「なんだ」









拓巳
「佐藤を大切にしろよ!!!

どんな事より佐藤を大切に想ってくれよ!!!

じゃねぇーと……俺が今すぐ佐藤を攫ってやる!!」










無力な人間が俺に提案してきた。










佐藤
「拓巳くん…」











多分…いや確実に、


俺が佐藤に惚れなければ"拓巳"と佐藤は


共に末永く歩んでいたに違いない。









白夜
「実力差の激しい相手を目の前に、

怯まぬ拓巳の精神は随分と成長したものだな。

だが、またこの俺もたった数分で精神的に成長したのさ…」











拓巳
「え?」











白夜
「妻の嘆きが廊下まで漏れていてな。

少し想う所があったのさ。」










佐藤
「(´⊙ω⊙`)!」










拓巳
「…そうですか……」
←ホッとした気持ちと、ガッカリした気持ちでションボリ











白夜
「そうだ、拓巳。」











拓巳
「?」











白夜
「人間収容所の別館で働く小梅女中を知ってはいるか?」











拓巳
「小梅?…あー、機織り妖怪の小梅さんの事ですね。

知ってますよ。よく手料理くれたりするんで。」










白夜
「よく働くお前を好いているそうだぞ。」










拓巳
「(´#⊙口⊙#`)」










/ 1000ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp