第21章 絹タンスの香り味
(そうか…側に居なくてはいけなかったのだな。
それは可哀想な事をした…)
佐藤
「ていうかね…私…白夜さんと結婚したくない……」
急にテンションが低くなる佐藤。
そして衝撃的な告白。
(は?)
拓巳
「え!?なに!?マリッジブルー!!?」
←ちょっと嬉しい人
(ん?マリッジブルー??)
佐藤
「……さっき拓巳くんが私の事を綺麗って言ってくれたでしょ?
今日…初めてだったの褒められたの……」
拓巳
「え?どういうこと?
白夜さんまだ佐藤のこの姿を見に来てないの?」
佐藤
「ううん…見に来たよ……
でもね…褒めるどころか馬鹿にしたんだよ…
私の顔がカビみたいに白いって言われていても怒らずに
一緒に馬鹿にしたんだよ……」
拓巳
「えっ!?」
(……まぁ……あれだな……酷いな…)