第5章 ボクはキミを
「大和、さきぐわなーひん!あい?店変わとーんな。うまカラオケやーな?とう、うたいんど!」
「本当だ……何言ってっかわかんねえ……」
「だろ!?」
「マイク、リモコンむっちくわ?あい、三月ちょーんなあー。うっとぐわーりー、むとうたしが、しーじゃんしふんとぅーなぁー?」
「あ……。めんそーれ!」
「めんそーれ!あはははは!」
「……こんな調子だよ……」
「めんそーれだけで会話したのかよ。無理すんなよ。めんそーれ万能じゃねえよ」
「あはははは!マイク、ねんてぃんしむがやー!とう!いったーんうたー、うたいんど!シイキング・ユア・ハート~~♪」
歌って踊りだす龍。
そして――。
「うっわ、あはは!!酔っててもうまいなー!さすがTRIGGER!かっこいいぜ!」
「ダンスもすげーじゃん!数時間振りに十さんがかっこよくみえる」
「呼んだ?」
「格好いい。格好いいっつったの!あー……めんそーれ!」
「あはははは!めんそーれ!」
「なんか楽しくなってきた!オレも飲むか!」
「飲み直しますか!よし、次アレ行こう!SECRET NIGHT!」
こうして酒好き三人組のどんちゃん騒ぎが幕を開けたのであった。